医療法人社団 久英会 高良台リハビリテーション病院

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理念・ご挨拶

理念

「私たちは、職員の幸福度向上を目指し、健康経営を実践します。」
「私たちは、常に成長する努力を惜しまず、
医療・介護・福祉の一体的提供により、地域社会の町創りに貢献します。」

理事長挨拶

令和7年度を迎えて

   令和7年度も早いもので上半期が終わり下半期に突入しました。令和8年までは残すところ3ヶ月になりました。
 今、日本国内の病院は経営的に大変苦しい状況に立たされています。全国の病院の7-8割は赤字経営です。その理由は、病院の収入は診療報酬という公定価格で、2年に1回の頻度で改定されますが、短期間で上昇する人件費を含む最近の諸物価高騰(支出)に収入が対応されていないことです。わかりやすく言えば、一定の収入はあっても、支出が大幅に多いということです。更には、医療機関においては、消費税を課すことができない仕組みになっており、諸物価が上がっても患者さんからは消費税分を頂けないことになっています。従いまして、今までの預貯金を食い潰すか、更なる借金をするか、潰れるかの3択になります。更に追い打ちをかけるのが、2024年に導入された医師の働き方改革です。この法律は、医師も一労働者であることを明文化して、時間外労働時間を規制するものです。これは救急医療や時間外医療を抑制し、医療崩壊へ導くものになる可能性があり、我々医師は大変危惧しています。「医師の師訓」というものがあります。「医師は自ら、天職よく承知していなければならぬ。ひとたび、この職務を選んだ以上、もはや医師は、自分自身のものではなく、病める人のものである。もしそれを好まぬなら、他の職業を選ぶがよい。」我々医師の多くは、この師訓を信条としていますが、現実の考え方とは乖離が生じています。
   医師の働き方と経営難の二重苦に押しつぶされつつあるのが、今の病院の現状です。しかしながら、地域医療を守ることが我々の使命であることを忘れずに、懸命に奮闘する以外ありません。引き続き皆様方のご期待とニーズにお応えできますよう職員一同一丸となって参りますので、ご支援ご協力のほどお願いいたします。

医療法人社団久英会・社会福祉法人久英会 理事長 中尾 一久

久英会 健康経営の理念

人生満足度を向上させ、社会貢献をする。
=社員としての満足度だけではなく、個人としての人生全般にわたる満足(健康体を通して、物質的な満足だけではなく、心の満足)を追求し、社会の一員としての役割を果たす。
Key word:人生満足度 Life satisfaction

健康経営に必要な3要素 1S2H

  • Smile:笑顔
  • Happiness(well-being, mindfulness):幸福(心の健康)
  • Health:体の健康

4つの幸福の因子(心構え)

  • やってみよう:Let’s try it
  • ありがとう:Thank you
  • なんとかなる:It will turn out all right
  • ありのままに:Be yourself

引用文献
「幸福学×経営学」前野隆司(まえのたかし)教授
慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 本人加筆